手軽にできる!得する「ふるさと納税」のやり方

ふるさと納税とは

 

多くの人は地方にあるふるさとで生まれて、その地域の自治体から教育、医療等含めていろいろな住民サービスを受けていたと思います。そして、進学、就職を機にして生活の場は都会へと移ってゆき、そこで納税をすることになります。

 

従って、都会の自治体の場合は順調に税収を得るのですが、自分が生まれ育った故郷には税収がいきません。そんなことから、現在は都会に住んでいるが、自分を育んでくれた故郷に、少しでも納税できたらいいな、という問題提起から「ふるさと納税」は始まっているのです。

 

成立までには多くの議論、検討を経ています。そしてふるさと納税制度ができました、具体的には、自分で任意に選んだ自治体に寄附を「ふるさと納税」として行います。

 

寄附額のうち2,000円を越える部分が、原則として所得税と住民税から全額が控除されます。(一定の上限があります)

 

年収700万円の給与所得者の場合なら、扶養家族が配偶者のみとして、30,000円のふるさと納税によって、2,000円を超える部分となる28,000円(30,000円-2,000円)が所得税と住民税からの控除となります。

 

自分の生まれ故郷だけが選択肢ではなく、お世話になった自治体、応援したい自治体でもふるさと納税の対象となるのが大きな特徴です。ちなみに平成27年度の税制改正によって、ふるさと納税はより身近になっています。全額控除されるふるさと納税枠は約2倍に拡充されているのです。